村松商店の始まり
村松商店は昭和14年、初代村松幸四郎がカネタという屋号で製茶業を始めたのがきっかけで、浜松市西区西山町で変わらず製茶業を続けてきました。
最初は収穫した生葉を買い、製茶して茶商に卸すだけでしたが、2代目のころには小売販売を開始。
昭和58年には自園の畑で茶を育てる環境を整備し、より多くのお客様に自園自製のお茶を販売できるようになりました。
手触りで確かめる徹底した品質管理
1年かけて大切に育てた新芽。たった一日で状態が変化するとてもデリケートな時期なので、慎重に一番良い収穫時期を決めます。
収穫後の蒸す工程では、蒸気にあてる時間によりお茶の味や香りが決まります。
新芽・生葉に100℃の蒸気をどのくらいの時間あてるか綿密に計算し、お茶本来の旨みや渋み、香りを引き立ててくれるよう作業を行います。
この蒸し工程は生葉が一定の品質であるとうまくいきます。当店はすべて自園の茶畑で育てているため一定の品質を保ちやすく変わらぬ味をお楽しみいただけます。
最後は乾燥工程です。
熱風をあてながら揉み込み、ばらつきのないよう均等に乾燥させます。
針のようにきれいな茶葉を仕上げるには手の感覚が必要になってきます。機械の中に手を入れ、水分量がどのくらいなのか常に確認をしながら乾燥を行わなければ、良いお茶は作れません。
村松商店からお客様へ
お茶づくりは年一回の勝負と言われます。50年のベテランの方でもお茶のことがよくわからない。と言われるほど正解がない。
そんな正解のない中でなるべく安定した味をお客様提供する。それがお茶づくりの醍醐味だと感じています。
当店のお茶は家庭用の需要がほとんどです。ですから食卓で毎日少し時間のあるときに、急須で淹れたお茶を飲んでもらいちょっとした一息を感じてもらえたらと思います。
プロフィール
村松商店3代目 | 村松正浩 |
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プロフィール | 1983年生まれ。 高校卒業後、明治大学農学部にて茶の植物病理の研究を専攻。 その後、京都老舗卸問屋の福寿園に就職し、サントリーコラボ商品である伊右衛門をセールス。茶の魅力や茶に対しての世界感が広がる。 退職後、家業である同社に戻り、茶作りから販売までを担う。 |
保有資格 | 日本茶インストラクター・静岡県青年農業士 |
受賞歴 | 静岡茶審査技術競技大会入賞 |
連絡先 | 0120-394-108 受付時間:9:00〜18:30(火曜除く) |
当店で開催している茶歌舞伎について
鎌倉時代から続く歴史ある茶遊びです。5種類の茶葉を飲み当てする利き茶のようなもので、店舗2階の和室で開催しています。あなたは茶の香り、味の違いを見極めることができますか!?
店舗の和室で行ったり、舘山寺宿泊先に出張して行います。
4〜6月は茶製造繁忙期のためお休みです。料金はお問い合わせください。
一般のお客様から企業単位でのお申込みも受付ております。
- 開催実績
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- 2021年3月20日 舘山寺にて11名参加
- 2021年3月13日 JTB取材にて外国人4名参加
- 2021年2月3日 ボイメン平松氏取材にて参加
- 2020年12月22日 舘山寺観光協会13名参加